福祉用具専門相談員の営業に向いている人の特徴3点を徹底解説

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用具屋になる

営業職だったけど、介護業界は未経験だから不安

用具屋になりたい

介護業界に従事してたけど、専門相談員は初めてで不安

新しい業界・職種に足を踏み入れるだけでも不安はあるし、いざ一生懸命転職活動をして、やっと就職したのに自分に向いていなかった、なんて結末は目も当てられません。

せっかく自分の貴重な時間を使って仕事するなら、楽しい、自分に向いててやりがいがある!って思って仕事する方がいいに決まってます

そこで本記事では

「福祉用具専門相談員が自分に向いているのか?」の疑問を解消すべく、福祉用具専門相談員歴10年以上の私が「向いている人」の特徴を厳選3つ紹介していきます。

資格やスキルの話ではなく、自分と仕事の相性が合っているのかの視点で読んでいただき、適職なのかの判断材料にしていただければ幸いです。

もくじ

福祉用具専門相談員とは

介護保険の認定を受けた高齢者に対して、自立支援を促すために歩行器や介護ベットなどの福祉用具を提供する専門家です。利用者様の体の状態や住環境に合わせた福祉用具を選定・提案するのがお仕事です。

詳しく福祉用具専門相談員のお仕事内容を知りたい方はこちら

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福祉用具専門相談員に向いている人3選

先に結論から述べます!

  1. 共同体感覚が優れてる人(他者の喜び=自分の喜び)
  2. ビジネス思考になれる人
  3. 車好きな人(運転が苦にならない)

上記3つが備わっている人は本当に楽しそうにお仕事をしています。外から見てても天職なんだろうなぁと感じています。

では詳しく解説していきます

1.共同体感覚が優れている人

共同体感覚って何?と思いますが・・

他者の喜んでいる姿を見て、自分も嬉しくなれる感覚。

程度の差はあれど、誰もが持っている感覚だと思います。

この感覚が優れている、敏感な人は本当に楽しそうに仕事しています
共同体感覚が優れていることは

  • 福祉用具専門相談が天職になりうる資質を持っている
  • 仕事が好きになりやすい

傾向があり、福祉用具専門相談員に向いている人と言えます!

まさと

やっぱり「仕事が好き」は最強

そんな共同体感覚が優れている人ですがその特徴を少し解説していきます。

人類の敵「面倒くさい!」に勝てる

共同体感覚が優れている人は、面倒くさいことが生じることも含めて、真面目に福祉用具専門相談員の仕事をしています。

「面倒くさい<利用者様の生活の向上」

自然と思っているから、行動が早く、それゆえに周りの評価もめちゃくちゃ高いですね

じつは、福祉用具専門相談員を真面目にやればやるほど、仕事が増えて自分の首を絞めるという側面正直あります

例えば・・・

まさと

マットレスのへたりは大丈夫ですか?

まさと

お願い・・大丈夫と言って・・

そうですね、気になるから交換してください

こうなると、マットレスを手配してもう一度この利用者宅に訪問する必要があります。

まさと

面倒くさい・・

ごめんなさい、でも正直思うことはあります。

社会人とはいえ、仕事だからとはいえ「面倒くさい」は誰しも思うところです。ただ私の経験則では共同体感覚が強い人は、テキパキ業務を遂行できるひとが多いです!

「利用者様のために!!」このパワーは本当にすごい

勉強熱心!

福祉用具や住宅改修に関する大工さん的な知識をどんどん勉強していきます。

知識の向上・経験値のアップがそのままパフォーマンスにつながる

自身のレベルアップがそのまま、利用者様に還元されるからです!

福祉用具と一言で言っても、その数は膨大です。介護保険に該当するレンタル品目以外にも、介護靴なりルーペ付き爪切りなり、利用者様の生活に役立つものは全て福祉用具になります。

くわえて、住宅の構造(壁紙の裏に下地があるかなど)に精通し、ここに手すりを取り付けれるか判断できる。簡単な大工さんの知識がある

さらに、福祉用具レンタルに抵抗がある人を納得させる話法・話の組み立て方など、経験値アップが超役立ちます!

こうした、知識・経験を得るために本当に努力してる人が多い。

今はなくとも、自然と身に付く!

まさと

心配不要
自然と養われる感覚です

共同体感覚は程度の差はあれど、現場に出ていれば自然と養う感覚です。なぜなら、仕事で接する利用者様は、困っている方々ばかりだからです

ありがとうの重みが
成長させてくれる

たった1本の杖だったとしても、転倒を予防して、安全にトイレに行けるようになることがあります。自信を持ってトイレへ行くことができた利用者様が言った「ありがとう」の重み

最終的にはご逝去されてしまったけど、何度も何度も訪問して痛みを緩和させるためエアマットを選定・交換した営業マン。商品回収時にご家族から言われた「ありがとう」の重み

こうした場面に幸せなことに直面することがあります。反省が混じることもありますが、他者のために頑張ろうと自然と想います。

程度の差はありますが、共同体感覚は自然と養われていきます。この感覚に優れていないと仕事ができないというわけではないです。

ビジネス思考になれる人

10年以上、福祉用具専門相談員をやっていれば何人もの退職者を送っていきました。それぞれ、理由はありますが、「ビジネス思考になれない」はベスト3に入る退職理由です

営業成績を求められる

今月の売上は?
ベット何台入れた?
居宅何件まわった?
目標達成してないけどどうして?

などなど、会議の場面で営業成績を詰められます。

「利用者様のために」と思って入社したのに、がっつり営業成績を詰められるギャップに苦しむ人は多くいます。

自分が思ってた介護のイメージと違う!

とくに・・厳しいのがこれ!

お亡くなり、入院・入所はしょうがない!それを上回る新規を獲得できてるのか?

お亡くなり=数字減るみたいな考えに嫌悪感がある

この利用者様の状態を数字に結びつけて考えてしまうと、ドツボに陥ります。

ある程度は仕方なく割り切る能力が必要

福祉用具に限らず他の介護サービスでも同じことが言えます。人を対象にサービスを提供する業界だから生々しくなる。

このギャップを乗り越えれるかが最初の難関。ここで割り切れずにビジネス思考になれない人は向いていません。

ただ、2つの意識で気にならなくなります

  • 仕事の対価としてお金を頂いてること
  • 利用者様のために真剣に仕事に打ち込めば、自然と営業成績は上がる

要はプロ意識ですね

この選定力・提案力で本当にお金をもらっていいの?と思っていると自己研鑽につながります。結果として本当に成績が上がっていきますよ。

車好きな人(運転が苦にならない)

基本、営業中は1人。1日のほとんど時間を車の中で過ごします。運転にアレルギーがある、車を使った仕事をしたくない人は苦痛でしかありません!

たかが仕事で違反したらペナルティーがつくし、罰金も支払わなければいけないと強い拒否反応が出てしまう人は、福祉用具専門相談員の営業には難しいと思います

私は関東でも、地方でも専門相談員の仕事をした経験があるので、どちらも大変さがわかります。

地方だと・・

利用者様のお宅に直接車を駐車できるケースが多いです。これは重たい商品の積み下ろしにはとても助かります。ただ、ちょっと路地に入ると車一台分しか入れない狭い道路になる。それにも関わらず、対向車がきてバックで出る。などは日常茶飯事です。

前向きで進入して、帰りはバックで帰ることが多い。だから最初からバックで進入して、事故のリスクを軽減させる運転技術が必要になります。

関東だと・・

利用者様宅に駐車場がなくて、路上駐車しかできないケースが多い。訪問するだけなら遠くの駐車場に止めて歩いていけばいいけど、納品する時は他車のクラクション覚悟で路駐します。

時には、警察から駐禁を切られてしまうこともある。

有料駐車場に止まって、そこから台車で商品を運ぶ。訪問時は車に自転車を積んで、現場まで自転車で行くなど工夫をします

福祉用具のお仕事は商品の納品だけでなく、契約や説明などで長時間訪問しなければいけなせん。仕事が原因で自分に違反点数がつく、違反金を支払うのはメンタル面でよろしくないです!

車のお仕事のメリット

  • 一日中事務所で座っているが苦痛(上司もいるし)
  • やることやってれば、1人で気楽
  • 適度にさぼれる

上記3つは代表的なメリットですが、人によってさまざまですね。最近はドライブレコーダーがついてて、だいたいGPSのついているから調べれば位置情報が丸わかりです。さぼるなら適度に!

上記3つのメリットを見ても、車を使用して業務をこなすことに抵抗がある人は、福祉用具専門相談員は難しいかと思います。

まとめ:他者の喜ぶ姿を見て幸せと感じらえる人最強

福祉用具専門相談員とくに営業職に向いている人の特徴を3つ紹介してきました

  1. 共同体感覚が優れてる人(他者の喜び=自分の喜び)
  2. ビジネス思考になれる人
  3. 車好きな人(運転が苦にならない)

「仕事が好き」ということが最強ですが、共同体感覚が優れている人は「仕事好き」になれる資質があります。天職と思える可能性もあります。

ただ、共同体的な考えだけだと、自己犠牲的に尽くすだけになってしまう可能性があるから、ビジネス的な側面も必要になります。

適度な割り切りが上手な人が向いている人です。

さらに、福祉用具専門相談員の営業職に就く前に考えて欲しいことは、自分は仕事で車を使用することに抵抗がないかの確認です。

「車好き」ということ以外は、実際に福祉用具専門相談員として働いてからでも自然と身につきます。少しでも「誰かの力になりたい!」と思えるなら、挑戦することをおすすめします。

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